[ 濾過フィルタ ]

　1998年の秋、金ちゃんが（金魚は家族からこのように呼ばれている）１匹じゃさびしそうだからと、子供たちがまたまた和金を２匹連れて帰ってきた。

　さらに1999年の夏には、和金２匹、琉金１匹、出目金１匹が仲間入り。定員オーバーだからもう金ちゃんは増やしちゃダメだと言ったのに（困）。もともといた金ちゃんがぐんぐん成長していることもあり、かなり手狭になってしまった。

　水温差のなぞが解けてから、水替えも安心して行うことができるようになったが、それにしてもあっという間に水は汚くなる。その度に金魚を洗面器に移して水槽丸洗い。

　何かいい方策があるのではないかと探した末に見つけたのが、水中投げ込み式の濾過フィルタ。ポンプにつなぐことにより、エアレーションと共に水の濾過を行ってくれるようだ。説明書を見ると、「フィルタを洗う時は、水道水だとバクテリアが死んでしまうので水槽の水を使う」と書いてあえう。この時初めて、フィルタが物理的に汚れを取り除くだけではなくて、バクテリアを用いて水を浄化するということを知った。

　このフィルタのおかげで少し水替えの間隔は延すことができたが、しばらく経つと水が汚れることには変わりはなかった。

　濾過フィルタは、大雑把に言うと、

ウールマットによりゴミを物理的に取る

餌の食べ残しや排泄物を水草の養分や無害な窒素に変えるバクテリアの住処になる

のがその働きである。

　ただし、バクテリアが十分に機能するためには底砂が必要だし、食物連鎖をうまく回すためには植物が必要になる。

　だから今回のようにフィルタを入れただけではそれほどの効果は得られなかった。相変わらず餌は大量に与えていたし....